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2008年6月11日 (水)

トラック・ダウン

先週の土曜日、サッちゃん(椎名佐千子)が前日レコーディングした歌を基(もと)にして「トラック・ダウン」という編集作業をキングレコードのスタジオでやった。

エンジニアとディレクターと作曲家だけが「土曜出勤」という訳。

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ここでトラックダウンの解説をちょっとしておきましょうね。

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歌の録音は歌手が1曲を通して歌っても、一度で「いゝ歌だったよ。ハイOK」という簡単なものじゃないのは皆さんも勿論ご存知でしょう?

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「歌の録音」の時、歌手は既に何日か前に録音した「カラオケ」を流しながら、必死で歌を表現し、作曲家とディレクターは全神経を集中してその歌を聴くのです。

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どんな、ベテランの歌手でも、全曲通して最高の歌ばかりは歌えないものです。

丁度、野球のフリーバッティングの時、例え長距離バッターでも、全部の球をフェンス越えのホームランには出来ないのと一緒です。

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「"舟が~"という所は最初に歌ったものが良かったね」とか「"あーぁ、あー"は今のが抜群じゃない?」…と、いう事もよくあるのです。

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その為、こうして繰り返し歌った歌は、余程ひどいものでない限り消去しないで、別々のトラック(コンピューターの録音データを保存しておくスペース)に保存しておくのです。

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録音が終った時には歌手も、ディレクターも、エンジニアも、そして勿論、作曲家もクタクタ。

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だから、別の日に又、新鮮になった耳と、心と、身体で「全部のトラック」の歌唱を聴き直すのです。

そして、幾つものトラックに保存してある歌のどれが一番いゝのか?

どれが心を打つのか?

などなど一語一語、一音一音を聴き較べて別々のトラックから最終的に、1本のトラックにまとめるのです。

           ♪   ♪   ♪

これが「トラック・ダウン」という大切な仕事なのです。

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