« ちあきなおみ物語67 | トップページ | ちあきなおみ物語69 »

2008年4月11日 (金)

ちあきなおみ物語68

Photo

『ちあきなおみ物語68』〜ボクの中の“ちあきなおみ”〜

「私で役に立つなら、何でもやらせて貰います」と言って呉れた彼女に、ボクは大きな勇気を貰った。

                        ♪   ♪   ♪

しかし、今から冷静に考えてみると、
「私は何でもやるけど、その為には社長の承諾だけ先生がとってくださいよ」みたいな気持ちだったんでしょうね。

                        ♪   ♪   ♪

ところが「レコード化を考えているんでは?」という質問に、ボクの「レコード作家根性」が無意識に反応した。

                        ♪   ♪   ♪

「コンサートに協力して貰う」お願いだけで出掛けた筈なのに、
「そりゃ、レコードが出せれば嬉しいですよね」と、反射的に答えていたのです。

                        ♪   ♪   ♪

ボクの答えを聞いたか、聞かなかったかというタイミングで、郷さんは「駄目だ!駄目だ!」と、急に大きな声で怒鳴り始めたのです。

それは今までの紳士的な応対とは打って変わった怒り方で、ボクはただ驚いていた。

                        ♪   ♪   ♪

「レコードが前提では、この話は無しですね!協力は出来ませんよ。」

                        ♪   ♪   ♪

ボクは、「いや、実は記念コンサートだけ出て貰えればいいんで…」と言いたかったのだが、今更「ジャンケンの後(アト)出し」みたいな話は男として出来なかった。

それに、その部屋の中には芸能関係の人が何人か居たので、みっともない言い訳はしたくなくて…。

                        ♪   ♪   ♪

「判りました。それでは今回の話は無かった事として諦めます。」と言ってボクは事務所を出たのです。

|

« ちあきなおみ物語67 | トップページ | ちあきなおみ物語69 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ちあきなおみ物語67 | トップページ | ちあきなおみ物語69 »