« 「ゴメン!」 | トップページ | 「ドジなボク」&『ちあきなおみ14』 »

2007年10月 3日 (水)

『ちあきなおみ物語13』

Photo

『ちあきなおみ物語13』 〜「雨に濡れた慕情」のレッスン〜

こうして「雨に濡れた慕情」が完成した時には、ボクの頭の中には「ちあきなおみ」の声と歌い方が既にコビリ付いており、逆に「ちあき」の身体の中には、ボクの求める「発声」と、「歌い方」が沁み付いていた筈だ。

           *   *   *

この新曲のレッスンも、何時もと全く同じ「練習方法」だった。

最初にボクが「雨の降る夜は~」と2小節歌う。続いて彼女がボクが歌ったとおりに「雨の降る夜は~」となぞって歌う。

こんな調子で「ワンコーラス」通した後、満足そうにボクが笑うと、彼女もホッ!とした様に肩の力抜いて笑った。

           *   *   *

これだけで新曲のレッスンは完璧に終ったも同然。

"このやり方"は今迄レッスンを続けて来たことの「復習」だった訳だから…。

ボクは早速新しく担当になった木村ディレクターを呼んで聴いて貰った。

「今迄の流行歌には無かったこのメロディーを、果して判って呉れるかなー?」ボクは大いに不安だった。

…ところが、ボクの予想に反して「先生、いゝじゃないですか、斬新な曲ですね。」と喜んで呉れて「リズムも乗りのいゝ8ビート、テンポも普通の歌謡曲より早めにして、うんと洒落れたいですね。」と乗って来て呉れた。

~つづく~

|

« 「ゴメン!」 | トップページ | 「ドジなボク」&『ちあきなおみ14』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「ゴメン!」 | トップページ | 「ドジなボク」&『ちあきなおみ14』 »